月: 2025年6月

編集者のひとりごとを更新しました

編集者のひとりごとを更新しました。「いちばん古い編集者って?

いちばん古い編集者って?

どんな仕事にも、始まりがあります。
それが“編集者”という職業であっても、きっと「最初の誰か」がいたはず。

では、その“元祖編集者”とは一体誰なのか?
ふと気になって、ChatGPTにたずねてみたところ──
アリストファネス(紀元前257年ごろ〜)という人物が挙がってきました。
(『女の平和』のアリストファネスとは別ですね。)

古代アレクサンドリア図書館の学者で、『ホメロス』などの古典作品を整理・校訂し、
なんと句読点(の原型)まで考案したという、まさに“読点の父”。
「本を読みやすく整える」という行為を、初めて職能として担った人の一人とされているそうです。

驚くべきはその時代。約2300年前です。
もしこの説が正しければ、私たち現代の編集者は、気が遠くなるほどの系譜の末端にいることになりますね。

そんな壮大な話に思いを馳せつつ──
2025年、私たちにもっと身近な“先輩編集者”にも注目が集まっています。
NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主人公、蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)、通称「蔦重(つたじゅう)」。

江戸の出版文化を牽引した人物であり、編集者であり、プロデューサーであり、
ひとことで言えば、江戸“カルチャー”の仕掛け人。
その情熱と行動力には、現代の出版人も思わずうなるはずです。

実は昨年、蔦重にまつわる自治体の小冊子の制作に関わらせていただく機会がありました。
歴史に名を残す先輩の仕事に触れるような思いで、身の引き締まる経験でした。

ドラマはまもなく折り返し地点。
まだ追いつけます。編集者の目線で見てみるのも一興です。ぜひ、ご覧になってみてください。

〈一般書担当I〉

6月講座/藤本 隆氏「編集の本質―制作工程と変わらぬ編集者のあり方」【オンライン講座】

6/26(木)18:00から オンラインで編集講座を開催します。 
AJECオンライン講座「編集の本質―制作工程と変わらぬ編集者のあり方」

新刊の主な実績を更新しました。

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