月: 2014年2月

編集講座『印刷の知識~工場見学』に参加いたしました。

本日は2月13日(木)に開講された編集講座『印刷の知識~工場見学』(主催:日本編集制作協会)についてご報告させていただきます。弊社からは今回,若手社員を中心に6名が参加いたしました。

会場は板橋区にある凸版印刷板橋工場。都営三田線志村坂上駅から歩いてすぐのところにあります。守衛さんにご丁寧に説明していただいたにも関わらず,目的地にたどり着けず迷ってしまうくらい広い敷地の工場。ここから,日々多くの印刷物が生み出されています。

さて,いざ工場見学…の前に,30分程度の座学。「印刷」といっても,方法は様々。予算はもちろん,部数やサイズ,仕上がり,色の表現など多くの要素から,印刷方法・印刷機・製本方法が選ばれます。

印刷についての基礎知識が身についたところで,いよいよ工場見学です。  

まずは印刷の様子から。今回見せていただいたのはオフセット印刷の枚葉機(片面印刷)と輪転機(両面印刷)の2種類。オフセット印刷とは,一度つけたインキをブランケットと呼ばれるゴムに転写(オフ)してから印刷する方法です。枚葉機はその名の通り,すでに断裁された紙に1枚ずつ印刷していくための機械です。紙と紙の間に非常に細かい粉が撒かれるため,印刷後の紙がくっつく心配はありません。一方,輪転機は,ご案内くださった方の言葉をお借りすると”トイレットペーパーのおばけ”とも呼ぶべき巨大なロール紙へ印刷する機械です。ワイドショーで見かける,新聞がめくるめくほどに印刷されていく様子を思い浮かべてください。いずれの機械においても,依頼された仕上がりと同様に印刷されているかどうかの細かな確認,そして微調整がなされています。

印刷の次は製版の現場へ。印刷現場と異なり巨大な機械はありませんが,そこにはたくさんのデスクとディスプレイ,そして紙を片手に打合せや校正をする方々の姿が。校正はめくり校正(紙をペラペラめくって違いを見つける方法)や交差法(右目で左を,左目で右を見て違いを見つける方法。立体視)などが行われていました。また,画像の修正・加工処理などもこちらでされているとのこと。匠の技術に思わず唸る一同。

最後に製本の現場を見せていただくため,広い敷地を抜け出し別の工場へ。製本方法には上製本と並製本,さらに並製本には無線綴や中綴などがありますが,今回は無線綴製本の様子を見学しました。すべてのページが製本されているかどうか,ページごとのモニターや計量によってくまなく確認されます。丁合が終わると,糊付け,裁断…ついに本の完成です!

私たちが見学したのはほんの一部ですが,印刷工場の中だけでも数多くの工程があります。さらに印刷工場に入る前,印刷工場を出た後を含めると,本作りには無数の工程があることがわかります。多くの工程があるからこそ,本作りのキックオフから関わることもある私たちの業務の責任を強く感じました。最高の状態で次の工程に進められるよう,より一層業務に励みたいと思います。

(編集K)