当社社員が調布短歌大会・俳句大会で特選を受賞しました。

この度、当社の国語担当の若手社員が、調布樟まつりにおける第53回短歌大会および、第54回俳句大会の両大会におきまして、特選を受賞いたしました。

日頃の編集業務の傍ら、言葉と向き合い続けてきた成果が認められたことを、大変うれしく思います。文化的な活動を通じて培われる感性や表現力は、仕事における発想やコミュニケーションにも活かされるものと考えております。

今後もさらなる飛躍と活躍を期待するとともに、当社は引き続き、社員の多様な挑戦や自己研鑽を応援してまいります。

特選句
月光を 噛み砕きたる 海鼠かな
入選句
ふぐ刺しの 透き通るまで 研ぎし死よ


特選首
錠おろす 音は嚥下の 響きにて 夜の粘膜 濡れはじめたり
入選首
肋なる 廊下をゆけば 父の咳 踏むたび鳴りて 家は呼吸いきする
入選首
仏飯の 湯気ひとすじに 立ちのぼり 天井裏の 闇を肥やせり


追記
作者によると、特選句では月の光が冬の波立つ海面に反射してきらきらと散っている様を「嚙み砕いている」と表現したかったとか。ナマコを海鼠と漢字にしたのも「海」の文字の上に「噛み砕きたる」波がくるようにしたかったそうです。
蕪村の「思ふこと いはぬさまなる 海鼠かな」を意識したとも。