街道のこぶしが桜より一足早く春を感じさせてくれる春寒の頃,いかがお過ごしでしょうか。
本日3月16日は当社の創業記念日です。
40周年のお祝いにたいへん豪華な胡蝶蘭をお得意様からいただきました。
あまりの美しさにどよめきが起こったほど。
国語社会チームのY田くんが,一枚の花びらも落とさないよう慎重に社長室に飾りました。
みごとな胡蝶蘭を囲んで本社スタッフが集まり,
社長より無事に40周年を迎えられたことに感謝する旨のお話がありました。
息をつく暇もなく過ぎ去った中学改訂。
3月で期末を迎えますが,来期もどうぞよろしくお願いいたします。
当社では2014年4月1日から,主に電話で学習の問い合わせに応える業務を開始しました。
この業務は,社として初の試みで,準備する我々社員も手探りでしたが,このために採用した専任の学生スタッフとともに試行錯誤をしながら運営をしてきました。
サービスイン当日,最初の電話がかかってきたとき,彼らは管理者である社員の私たちがはらはらしているのをよそに,すばらしい対応をしてくれました。
初日の件数は7件。ほぼひっきりなしに業務に時間を取られていたように思います。
しかし,皆で初日を乗り越えたことで,少なくとも我々社員の間には安心感が生まれました。
その後も,学生スタッフがそれぞれの個性を発揮しながら,日々業務に励んでいます。
写真は最初の筋道を我々と一緒に作ってくれた頼もしい第1期スタッフ。
この先どんな後輩がやってくるかわかりませんが,必ずや彼らの残した経験は財産となるでしょう。
今日から2年目がスタートします。
新年度が始まって早1か月がたちました。カルチャー・プロでは,この春,2人の新入社員を迎えました。4月24日には,調布本社にて新入社員歓迎の昼食会が行われ,2人の今後の活躍と会社の発展を祈念しました。
本日は,新入社員の2人にインタビューしてきましたので,その模様をお届けしたいと思います。
1人目は,調布本社のNさんです。
―Nさん,こんにちは。まずは,カルチャー・プロを選んだ決め手を教えてください。
★あたたかい雰囲気が決め手になりました。私は入社前まで学生寮に住んでおり,卒業後に新しい部屋を探さなければなりませんでした。面接の際に,社員の方が引っ越し先の物件探しまで手伝ってくださり,会社や社員の方のあたたかさを感じました。
―確かに世話好きな人が多い気がしますね。仕事でも先輩をうまく使うといいですよ。Nさんは,大学院を卒業されたとのことですが,どんなことを研究していたんですか。
★大学,大学院ともに小中学生対象に「ドラマ活動を用いた第二言語習得」を研究していました。
―英語劇ですか。Nさんは英語課に配属されたので,経験が生きるといいですね。では,3つ目の質問です。カルチャー・プロのここが好き!を教えてください。
★幅広い教材の編集を手掛けているところ,会社の近所においしい飲食店がたくさんあるところが好きです。
―最近は,紙の教材だけでなくデジタル教材も手掛けています。また,音楽などの実技教科にも力を入れていますよ。おいしい店に関しては,調布は和洋中そろっているので,全店制覇目指して頑張ってください。おいしい話はひとまず置いて,編集という仕事について何か感じていることがあればお願いします。
★1つの教材でも,原稿から少しずつ完成に近づいていく(近づけていく)過程が見られるところが面白いと思っています。
―そうですね。教材制作の過程を肌で感じることができると思います。印刷工場を見学する機会もあるので,是非参加してみてください。では最後に,現在の目標や夢を教えてください。
★まずは幅広い教材編集を経験して,編集の基本を身につけたいです。その上で,小学校英語の教材づくりにたずさわりたいと考えています。
Nさん,ありがとうございました。夢は叶いますよ。続いて,関西支社のNさんです。あ,またNさんですね。ちなみに,聞き手もNだったりします。
―Nさん,お待たせしました。早速,最初の質問です。カルチャー・プロを選んだ決め手は何でしたか。
☆面接の時に言われた一言です。「社会人の一番の仕事は『自分の仕事しやすい環境を作ること』」 この一言で,この会社に入ろうと決めました。
―すばらしい! わかるような気がします。最初に聞けたのは実にラッキーですね。そういえば,Nさんも大学院を出られたそうですね。
☆大学では運動行動制御学,大学院では生物の形態を研究していました。
―トカゲの研究をされていたとか。今度詳しく聞かせてください。では,3つ目の質問。カルチャー・プロの好きなところを教えてください。
☆アットホームなところが好きです。
―関西支社はとくに家族という感じがします。Nさんは最初からアルバイトの指導などを任されているそうですね。関西からカルチャー・プロを盛り立てていってください。入社して1か月,実際経験してみて編集という仕事をどう思いますか。
☆奥が深く,やっていてとても楽しいです。入る前に思っていたよりも人と関わることの多い仕事だと感じています。
―編集者というと赤ペンを持ってゲラとにらめっこしていると思われるかもしれません。実際そういう孤独なシーンも見られますが,書籍の制作は,企画,原稿,組版,イラストなどの分業で成り立っています。編集者は,全体をコントロールするコーディネーターと言えますね。それでは,最後の質問です。現在の目標(夢)を教えてください。
☆この1年の目標は編集業務を一通りできるようになることです。「習うより慣れろ」で色々なことに挑戦していこうと思います。
インタビューは以上です。お2人ともありがとうございました。今後の活躍に期待しています。
3月に入ってからも,何度か雪が降ったりと今年の冬は長かったですね。個人的には鍋がおいしい日が続き,若干酒量が増えてしまいました。嬉しい悲鳴とはこういうことでしょうか。
また,今年は春分の日を目前にして春一番が吹きましたね。長かった冬が終わりを告げ,急に春が近づいてきたように感じます。
さて今回の編集雑記のテーマは,「ビジネス研修」です。
実は,会社で昨年4月からの1年間,外部主催のビジネス研修コースに申し込みをして頂いたので,なんと全社員が1年間研修を受講し放題ということになりました! 社会人としてのスキルを磨きつつ,異業種の方々と交流もできるすばらしい研修内容でした。
研修の種類も豊富で,「経営関連」「マネジメント関連」「業績向上関連」「管理業務関連」「ビジネススキル関連」「心身のケア関連」「キャリア関連」などがあり,研修対象者も「経営幹部」「管理職」「中堅社員」「若手社員」「専門」などに分かれていて,内容が充実していました。加えて,受講したいと思っていた研修が仕事との兼ね合いで受講できなくても,講座内容は何か月かごとにサイクルしていたので,行きたい講座に行くことができました。
私もせっかくの機会ですので,基本的な内容の講座をいくつか受講させて頂きました。
「ビジネスEメールの基本」では,仕事の中で迷っていたことを一度しっかりと学びたいと思い受講しました。丸付き数字などの機種依存文字を使用しないこと,料金に関わる添付書類はPDFに変換してから送る。など,普段何気なくおこなっていましたが,講師の説明を聞くと良く理解でき,より注意して行う必要があると実感しました。
「仕事の段取り・組み立て方」では,仕事の目的・優先順位をお客様との間で確認し,必要事項の洗い出しをすることが大切だと学びました。こちらも,普段から行わないといけないことでしたが,忙しいときなどはあまり意識できていませんでした。ミスなく仕事を終えるために,忙しいときこそしっかり行い,仕事をスムーズに進めていきたいと思いました。
これらの研修内容はごく一部ですが,この機会に受講した講義内容を自分の中でしっかりと吸収し,少しでも成長して,お客様のご期待に応えられるよう,日々精進したいと思います。
(編集F)
本日は2月13日(木)に開講された編集講座『印刷の知識~工場見学』(主催:日本編集制作協会)についてご報告させていただきます。弊社からは今回,若手社員を中心に6名が参加いたしました。
会場は板橋区にある凸版印刷板橋工場。都営三田線志村坂上駅から歩いてすぐのところにあります。守衛さんにご丁寧に説明していただいたにも関わらず,目的地にたどり着けず迷ってしまうくらい広い敷地の工場。ここから,日々多くの印刷物が生み出されています。
さて,いざ工場見学…の前に,30分程度の座学。「印刷」といっても,方法は様々。予算はもちろん,部数やサイズ,仕上がり,色の表現など多くの要素から,印刷方法・印刷機・製本方法が選ばれます。
印刷についての基礎知識が身についたところで,いよいよ工場見学です。
まずは印刷の様子から。今回見せていただいたのはオフセット印刷の枚葉機(片面印刷)と輪転機(両面印刷)の2種類。オフセット印刷とは,一度つけたインキをブランケットと呼ばれるゴムに転写(オフ)してから印刷する方法です。枚葉機はその名の通り,すでに断裁された紙に1枚ずつ印刷していくための機械です。紙と紙の間に非常に細かい粉が撒かれるため,印刷後の紙がくっつく心配はありません。一方,輪転機は,ご案内くださった方の言葉をお借りすると”トイレットペーパーのおばけ”とも呼ぶべき巨大なロール紙へ印刷する機械です。ワイドショーで見かける,新聞がめくるめくほどに印刷されていく様子を思い浮かべてください。いずれの機械においても,依頼された仕上がりと同様に印刷されているかどうかの細かな確認,そして微調整がなされています。
印刷の次は製版の現場へ。印刷現場と異なり巨大な機械はありませんが,そこにはたくさんのデスクとディスプレイ,そして紙を片手に打合せや校正をする方々の姿が。校正はめくり校正(紙をペラペラめくって違いを見つける方法)や交差法(右目で左を,左目で右を見て違いを見つける方法。立体視)などが行われていました。また,画像の修正・加工処理などもこちらでされているとのこと。匠の技術に思わず唸る一同。
最後に製本の現場を見せていただくため,広い敷地を抜け出し別の工場へ。製本方法には上製本と並製本,さらに並製本には無線綴や中綴などがありますが,今回は無線綴製本の様子を見学しました。すべてのページが製本されているかどうか,ページごとのモニターや計量によってくまなく確認されます。丁合が終わると,糊付け,裁断…ついに本の完成です!
私たちが見学したのはほんの一部ですが,印刷工場の中だけでも数多くの工程があります。さらに印刷工場に入る前,印刷工場を出た後を含めると,本作りには無数の工程があることがわかります。多くの工程があるからこそ,本作りのキックオフから関わることもある私たちの業務の責任を強く感じました。最高の状態で次の工程に進められるよう,より一層業務に励みたいと思います。
(編集K)