#理科

ベテルギウスの大きさは(  )の公転軌道と同じくらい

ベテルギウスは,冬の星座であるオリオン座の左上にある,赤っぽく見える星です。
この星は巨大で,その半径は何と太陽から木星までの距離に匹敵します。
つまり,ベテルギウスの大きさは,木星の公転軌道と同じくらいということです。
(公転軌道:惑星が太陽を中心に一周した際に描く円)

太陽から木星までの距離

太陽から木星までの距離は約7億5千万kmです。
これは光で約40分かかる距離です。新幹線(時速300km)だと約280年かかります。
道中を楽しみたいなどと在来線に乗ったなら1000年近くかかります。

木星

太陽から木星まで――在来線で1000年かかるこの距離で,ようやくベテルギウスの「半」径です。
ぶらり在来線ベテルギウス一周旅行に出かけようものなら,ざっと6000年かかります。
この一周旅行を終えるまでに,人は何回輪廻を繰り返せばよいのでしょうか。
日頃の行いによっては道中,畜生道に堕ちて獣や虫として生き死にを繰り返すかもしれません。

草をのぼるテントウムシ

もちろん,ベテルギウスは星なので球体です。
半径や外周の距離感ですら途方もないのですが,立体的な質量感となると…。
私には想像することすら難しいので,理数担当者にも聞いてみました。

ベテルギウスは脈動変光星といって,大きさが変化する星です。
また,最近の研究では従来の推定の3分の2程度のサイズであるとも言われています。
定まらないので,テスト問題には使えませんね。

――理数担当Nさん

テストにも収まりきらないスケールのようです。

このような天体を無数に内包するという宇宙の規模とは一体どのようなものなのでしょうか。
人知をはるかに超えた領域が目の前の夜空いっぱいに広がっていることに,
ただただ圧倒されるばかりです。

皆さんはいかが思われますでしょうか。ご意見いただけますと幸いです。
〈英語担当S〉

星空

#理科 #星 #畜生道