#日本語のことわざ

身支度の説明は難しい

前回、動物の雄・雌・子どもの呼び方のクイズを出しました。日本語では、動物の雄・雌・子どもの呼び方は英語のように区別しませんが、それはものの捉え方や区切り方が英語と違うからです。逆に、日本語では細かく分けるけれども、英語では区別せずに1つの語で表すものも当然あります。

日本語:(帽子を)かぶる/(上着を)羽織る/(眼鏡を)かける/(ネクタイを)する/(セーターを)着る/(ズボン・靴を)履く/(指輪を)はめる/(化粧を)する/(香水を)つける

英語put on

日本語を学習している外国人は、この使い分けを見て途方に暮れてしまうかもしれません。逆に多くの日本人にとって、全ての名詞に性があるフランス語などを修得するのは道のりが果てしなく感じられます。(スカートは女性、ネクタイも女性、ブラウスは男性だけど、ワイシャツは女性、・・・)

このように、言葉には文化の違いが影響していると考えられますが、文化が違っても同じような言い方をするときもあります。部分的に違っていたり、全く同じだったり、比べてみるととても面白いのです。例えば、あるドラマでは女性記者について

She had a good nose for dirt.
(彼女は汚れたものに対して良い鼻を持っていた→彼女は噂話に強かった)

というセリフがありました。日本語で何かを見つけるのが巧みなことを「鼻が利く」と言いますが、英語でも同じような表現を使うようです。dirtには「汚れ」の他に「ゴシップ」や「スキャンダル」という意味もあります。日本語でも英語でも何かを見つけるには嗅覚が大事なのでしょうか。

ことわざも、単語の違いはあれど、なんとなく意味が分かるものもあります。
下の英語のことわざは、日本語だとどのことわざになるか、すぐに思いつくのではないでしょうか?

That sounds like a pie in the sky! それは空のパイの様だね!
「空」を「絵」に、「パイ」を「餅」にすると・・・?

Where there’s smoke, there’s fire. 煙がある場所に火がある。
順序を入れ替えてどちらも否定形にすると・・・?

ほかにも全く同じもの「恋は盲目(Love is blind.)」や、部分的に違うもの「三人寄れば文殊の知恵(Two heads are better than one. 2つの頭は1つより良い)」など、似ていることわざはたくさんあります。

ほかの言語ではどうでしょうか。次回の投稿では、日本語・英語以外の言語ができる社員に質問してみます。

〈英語担当T〉

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